XMはロンドンにデータセンターに多くのサーバーがあり、XMで口座をもつトレーダーはVPSとしてサーバーの一部が使用できます。(管理などはBeeks社という別の会社がおこなっているので気を付けてください。)ただしVPSはだれでも自由に使えるというものではなく、契約をおこなう必要があります。今回はVPSの契約方法やログイン方法などVPSの使い方に関して説明をおこなっていきます。
◆XMのVPSの使い方(準備+ログイン方法)
VPSを使用するには準備やログイン処理をする必要がありますので、やり方を見ていきます
・手順1. XMマイページへログイン
VPSを使いたいときはXMのマイページから所定の手続きをおこなう必要があります。まずはXMのマイページへアクセスしましょう。
・手順2. VPSのリクエストを送付する
マイページにアクセスしたら、画面上部にある口座メニューをクリック。すると画面に「VPS」という項目が表示されますのでクリックします。
今度はVPSのリクエスト画面が表示されます。画面の下側に「VPSをリクエストする」という項目があるのでクリックして下さい。先ほどのものをクリックするだけでありほかに何かをする必要はありません。
・手順3. 受け取ったメールである操作をする
リクエストを送付するとBeek社というところからメールが送られてきます。メール本文は英文ですが、画面下部に「Download RDP File」というのがありますので、クリックしてください。
するとVPSとの接続に必要なRDPファイルのダウンロードが始まります。なおBeeks社とはXMのVPSを管理している会社のことです。
・RDPファイルのアイコンからVPSに接続する
RDPファイルのダウンロードをおこなうとPCに必要な機能がインストールされるだけでなく、デスクトップにもRDPのアイコンが表示されます。ダウンロードが完了したら、作成されたアイコンをクリックしましょう。
リモートデスクトップ接続を使ってVPSとの接続がおこなわれるようになります。接続のために使われるリモートデスクトップの機能は、PCに標準装備されている機能ですが、人によっては不要だからと削除していることもあるかもしれません。そうした場合はリモートデスクトップを入れなおす必要があります。
・手順5.VPSにログインへのログインとパスワードの再設定
VPSの接続は上記手順で行われますが、ログイン処理が必要なことからユーザーIDとパスワードを問われます。それらはBeeks社から来たメールに記載されていますので、確認しつつ入力するようにしましょう。
またパスワードの入力欄に関してはセキュリティの都合からか、コピー&ペーストができません。そのため面倒ですが、手入力する必要があります。
初回ログインが完了したら、今度はパスワードの再設定が必要です。ログインに成功するとそのままパスワード設定画面へと遷移しますので、パスワードとなる文言を入力してパスワードを作りましょう。
上記手順をすべておこなえば以降は自由にVPSへログインできます。パスワードは自分で決めることになるので忘れないようにしてください。
◆XMのVPSで取引するための使い方について
VPSにログインができたら今度は取引をおこなう必要がありますので、やり方などを紹介していきます。
・MT4をダウンロードする
VPSではMT4がデフォルトでインストールされているので、何もしなくてもFX取引などがおこなえるようになります。
ただしインストールされたMT4は「XM UK MT4」であることには注意してください。「XM UK MT4」もMT4の1つであることには変わりなく、操作も普段使っているものと同じなのですが、英語圏の国で使用することを前提としていることから、ほぼすべての画面で英語が使われています。
そのため日本語で記載されたMT4を使いたい場合は、「MT4 Trading」を別途ダウンロードしなければいけません。
ダウンロードする方法は「VPSでブラウザを起動してMT4 Tradingをダウンロードする」、「自分のPCでダウンロードしたMT4 Tradingのインストールファイルを、VPSに渡して取り込むようにする」のいずれかとなります。どちらを選ぶのかはその時の状況によりますので、今の自分にとって負担の少ないほうを選ぶようにしましょう。
なお自分のPCのデスクトップにあるMT4のショートカットをVPSに入れても動きませんので、気を付けてください。
・VPSにEAをインストールする
VPSはロンドンにあるデーターサーバーを使うことから24時間稼働するようになっています。そのためVPSのMT4はEAを使用するのに適しているといえます。
MT4にはEAのプログラムは入っていませんので、外部からEAをダウンロードしましょう。ダウンロード方法は先ほどと同じく「VPSのブラウザを使ってからダウンロードする」のと「自部のPCからダウンロードしたEAをもってくる」のいずれかとなります。
なおVPSはリモートデスクトップを使って接続している都合上、ブラウザの操作にはややタイムラグが発生しますので気を付けてください。
ファイルをダウンロードした後は、通常と同じくEAのプログラムを所定の場所に取り込み、MT4を立ち上げてダウンロードしたEAを選択すれば起動するようになります。VPSも通常のPCと同じく自由にEAを使えますが、HDDの容量はPCよりも少なくなっていますので、容量が不足しないように注意する必要があります。
◆まとめ
VPSを使用したいときは契約をおこなうことになりますが、基本的に誰でも使用でき契約内容も簡単なので、契約が問題になることはないでしょう。
なおVPSの料金についてですが、1月あたり28ドルほどの費用が発生します。ただし5,000ドルの資産を保有し、5ロット以上の取引をおこなえば無料での利用が可能です。28ドルと無料の違いは少なくありませんので、VPSを長期的に運用したい場合は資産状況や運用状況を考慮して運用するようにしましょう。