「FXをしている人は長時間チャートを見ている」というイメージを抱いたことはないでしょうか。そうした人はたいていスキャルピングという取引をおこなっています。数分ないし十数分ごとに取引するスキャルピングはタイミングを読むことが重要なので、モニターの前に張り付いていることが多いです。そうしたスキャルピングに対してXMのzero口座は相性がいいと言われるのですが、本当でしょうか。調べてみました。
◆XMのzero口座はスキャルピングと相性が良い
結論から言うとXMのゼロ口座はスキャルピングと相性がいいです。その理由を一部ですが紹介します。
・XMの中でもzeroはとくにスプレッド差が狭い
zero口座はXMの中でもとくにスプレッド差が狭くなっている口座です。通常であれば平均的なスプレッドは1.5〜2.0pipsほどであるのに対して、zero口座では平均スプレッド差が0.0〜0.4pipsとなっています。zero口座でスプレッドがとりわけ狭くなっているのは独自の方式を採用しているからです。zero口座のみNDD方式の1つであるECN方式というのを採用しています。ECN方式はスプレッドに自社の利益をのせない方式になっているため、スプレッドが狭くなっているのです。
・zero口座がスキャルピングにもたらすアドバンテージ
zero口座でスキャルピングをおすすめするのはスプレッドが狭いことから来ています。スキャルピングは数分から10数分ほどの間に取引を繰り返して稼ぐという手法です。数分しか待たないので価格の変化は数pipsほどしか発生しませんが、取引を何度も重ねることで、利益を得るようにします。
取引回数が多いので、スプレッド差が高いとスキャルピングの利益が減ってしまうため、高スプレッドはスキャルピングの天敵ともいえます。ですがゼロ口座の平均スプレッドは0.0〜0.4pipsほどであるため、スキャルピングにおける利益を削ることはほとんどありません。
またXMでは約定するまでの速度が早いのもよいところです。XMでは約定率の99%に達しており、平均的な約定スピードは0.336秒、最高約定スピードは0.277秒となっています。XMのように約定率が99%を超えるFX業者というのはあまり多くなく、かつ同じ速度の約定スピードももっているところとなると、ほとんど存在しないといってよいでしょう。
約定率の高さや約定スピードの平均や最高値が優れているというのは、zero口座でも変わりありません。スキャルピングではそうした約定率や約定スピードも重要な要素となるため、zero口座はそうした点でも有利となっています。
◆XMのzero口座でスキャルピングするときの注意点
XMのゼロ口座はスキャルピングと相性がいいとはいえ、考えなしに取引するのは危険です。リスクを避けるためにも注意事項はしっかりと理解しておきましょう。
・ただし取引手数料は発生する
スプレッドが極端に狭くなっているXMのzero口座ですが、スプレッドとは別に取引手数料が発生することには気をつけてください。1回の取引につき10ドル、およそ1000円ほどの手数料が発生します。「スプレッドが狭いのにもったいない」と思えますが、ほかのFX業者でもスプレッドが特別に狭い口座というのは、別途手数料を取るようになっていることが多いです。実際にほかの業者の手数料を見てみると600円から1000円あたりが相場となっています。XMのzero口座も高めではあるものの平均の範囲内に収まっているといえます。
「取引手数料はスプレッド差が狭いという特性を無にしている」という意見もありますが、間違いです。取引手数料はスプレッドに換算すると、だいたい1.0pipsほどです。もしもzero口座の取引手数料もスプレッドに加えたとしても1.0〜1.4pipsほどとなるため、スタンダード口座などの平均スプレッドと比較すれば、まだまだ狭い部類となります。
・入金ボーナスがもらえない
zero口座でスキャルピングをするときはそれなりの資金が要求されます。そうしたときにありがたいのが入金ボーナス。XMでは入金するとその額に応じたボーナスがもらえます。ですがzero口座はそうした入金ボーナスがもらえないようになっていますので気をつけてください。
また入金ボーナスがもらえないというのは、銀行からの入金だけでなくXMで作った口座からの入金も同じです。XMでは口座感で資金を移動すると、ボーナスも付随して移動するようになっています。もしも入金ボーナスがついたお金をzero口座に振り込んでしまうと、ボーナスだけが消失します。スキャルピングではある程度の資金が必要になるため、ほかの口座からお金を集めることもありますが、入金ボーナスが消えないように気をつけなければいけません。
・レバレッジが500倍までとなっている
zero口座でスキャルピングをするときはスプレッドだけでなくレバレッジにも注意が必要です。スタンダードやマイクロ口座であれば最大888倍ものレバレッジを設定できますが、zero口座だけはレバレッジの上限が500倍までとなっています。基本的にレバレッジが高くなるほど、取引に必要な証拠金が高くなりますので、zero口座でスキャルピングをするときは予算を多めに割り振っておいたほうがよいでしょう。
レバレッジの上限が低いとされるzero口座ですが、ほかの業者の口座と比較してみると、一概に低いとは言えません。国内のFX業者のレバレッジは最大25倍なので、zero口座であってもXMのほうが優れています。海外FX業者の場合は酷なのでFX業者以上のレバレッジが仕掛けられるものの、大抵は300倍から500倍ほどです。こうした事情を踏まえると、XMのzero口座のレバレッジは結構高い数値ともいえます。
◆まとめ
「zero口座はスキャルピングに向いている」というのは事実です。実際にzero口座は平均スプレッド差が0.0〜0.4pipsと極端に狭くなっており、約定率も早いことから取引頻度がかなり高いスキャルピングとは相性がよくなっています。ただしスプレッドが狭くなっている分、取引手数料が発生したり入金ボーナスが得られなくなっていたりと、ほかの口座にはない制限もありますので注意が必要です。実際にスキャルピングをするときはそうした特性を考慮しておこなうようにしましょう。