XMの口座開設はブラウザを使って公式サイトからおこないますが、取引自体はMT4からおこなうことになるため、自分の持っているPCからおこなうことになります。ただしそのためにはMT4を自分のPCにインストールしていることが前提です。MT4はそれほど大きくないファイルであることから、インストール自体はすぐにおこなえます。ただしインストール前にいくつか確認して欲しいことがありますので、今回はそうしたところも含めて紹介していきます。
◆XMのMT4をPCにインストールする前に確認すること
PCのOSなどMT4をインストールする前に確認してほしいところがあります。どういったところに気を付けるべきなのでしょうか。
・PCのOSの種類
MXのMT4をPCにインストールする前は、必ずPCのOSの種類を確認するようにしてください。MT4にはWindows版とMac版の二種類があり、自身のパソコンと一致した方をインストールする必要があります。そのためPCのOSとMT4の対応OSが異なるとMT4自体が動かなくなりますので気をつけてください。
認識するのはOSの種類だけでやってOSのバージョンなどは基本的に関係ありません。ただしWindows XPやWindows 2000など、すでにサポートが終了している古いOSを使用するとMT4が動かない場合もあります。MT4を使用するときはWindows 7ないしWindows 10など最新のOSや今も使用されているOSを用意するようにしましょう。
・パスワードの管理方法
一人暮らしの形であれば特に気にする必要はありませんが、家族がいてなおかつ一台のPCを家族で共有している場合は、MT4のパスワードの管理方法についてはしっかり考えておいてください。MT4ではログイン時のパスワードを登録する機能があります。通常であれば便利な機能なのですが、共有PCでパスワードを登録してしまうと自分以外の方が使用していてもログインできてしまいます。家族であっても取引内容は見られたくないというケースもありますので、パスワードの管理をどうするかはしっかり考えるようにしましょう。
パスワードの管理に関して言えば、XMへの公式サイトへアクセスするときも同じです。公式サイトからでは取引内容の閲覧は不可能となっておりますが、入金や出金の記録に関しては確認することが可能です。プライベートのお金でFX取引をしている方にとっては入金や出金の記録は家族にさえられたくない情報でもありますので、公式サイトにアクセスしたらパスワードを記録しないようにするだけでなく、アクセスした記録自体削除するなど痕跡はしっかりと消すようにしてください。
◆XMのMT4を入れるPCが用意できないときは
「自宅でMT4を入れるパソコンがない、あるいは家族で共通のものしかないから使用機会に制限がある」という場合はどうすれば良いでしょうか。
・スマホやタブレットを代用する
スマートフォンやタブレットの機能向上により、PCそのものが自宅にないという方もいます。そうした方の場合は改めてPCを購入するのも良いですか、使用しているスマートフォンやタブレットMT4のアプリを入れるという方法もオススメです。
MT4自体は汎用的なプラットフォームであることから、アプリ自体が無料で公開されておりいつでもインストールがおこなえます。さらに使用する媒体も自分の所有しているスマートフォンやタブレットとなるため、ほかの人に取引内容の情報が知られてしまうことはありません。
ただし基本的な取引はおこなえるもののハード自体の容量やメモリーサイズなどの事情により、スマートフォンやタブレット用のアプリは一部の機能しか搭載されていない場合があります。MT4の機能をフルに使いたい場合はPCが必要となりますので、その点は覚えておいてください。
・VPSを利用する
二つ目の方法はVPSを利用するというものです。VPSとは「Virtual Private Server」の頭文字を組み合わせたものであり、仮想的なサーバーを借りて運用することを指します。XMでは取引専用のサーバーの貸し出しサービスをおこなっており、申し込んで契約をすると、サーバーを自由に使うことが可能です。サーバーにMT4などのプラットフォームをインストールすれば、以降はプラットフォームをメインに取引がおこなえるようになります。
VPSのメリットは「24時間取引がおこなえること」です。自宅のパソコンの場合は電気代やパソコン自体の耐久性などの事情で使っていないときは、電源を切らないといけません。ですかVPSで使うサーバーは24時間稼働することを前提としているため、電源を切ることは不要です。(そもそもサーバーの機能をレンタルしているだけなので電源を切ること自体できません)
またサーバー自体はPCだけでなくスマートフォンやタブレットからもアクセスできるため、家族がPCを使用している状態であっても自分のスマートフォンやタブレットからXMの取引がおこなえます。
デメリットは「料金がかかること」です。元々有料サービスであることから契約をすると月28ドルほどの料金が取られるようになっています。ただし「XMにある口座残高の合計が5千ドル以上ある」と「毎月の取引量が5ロット以上」の条件を満たしている場合は料金が無料になります。
◆まとめ
XMで使用するMT4自体は汎用的なプラットフォームであるため、ほとんどのPCでインストールがおこなえます。MT4にはWindows版とMac版の二種類がありますので、インストール時は間違えないようにしてください。
なおMT4の対応OSがWindows版とMac版しかないのは、PCに搭載されているOSのほとんどがWindowsかMacだからです。OSにはそれ以外にもLinuxなどもありますが、そちらはMT4の対象外となっていますので気をつけてください。