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XMにおいて必要証拠金とは、さまざまな視点から考えてみる

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普段意識することはあまりないかもしれませんが、XMで取引をするとさまざまな証拠金が登場します。そうした証拠金の中で今回紹介するのは「必要証拠金」。どのようなときに使う証拠金であり、どんなことを知るのに必要があるのかなどについて紹介します。

 

 

◆XMにおける必要証拠金とは

それでは必要証拠金とはどのようなものなのでしょうか。

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・取引にするにおいて用意しなければいけない必要証拠金

必要証拠金とは通貨ペアの買いポジションあるいは売りポジションといった、ポジションを確保するために最低限用意しなければいけないお金のことです。たとえば100円の通貨ペアを1000枚レバレッジなしでキープしたい場合は「100円×1000枚=10万円」の10万円が必要証拠金となります。

 

10万枚単位での取引の場合は100万円以上も用意しなければいけないと思えそうですが、実際の取引ではレバレッジが適用されるので、用意する必要証拠金もその分だけ安くなります。たとえばさきほどと同じ条件でレバレッジを20倍に変更すると「100円×1000枚÷20=5000円」となり、必要証拠金は一気に下落するのが特徴です。実際に必要証拠金を計算するときはこのレバレッジの要素が意外と大きくなります。

 

 

・XMでは証拠金が低くて済む

XMでは888倍という相当に高いレバレッジを仕掛けられるので、必然的に必要証拠金も安くなります。たとえばスタンダード口座で200円の通貨ペアを5ロット確保する場合、レバレッジが100倍ですと「200円×500,000枚÷100=100万円」となり、100万円を必要証拠金として用意しなければいけません。XMではレバレッジを最大888倍まで仕掛けられるので、さきほどと同じ条件でレバレッジのみを変更すると「200円×500,000枚÷888=11.26万円」にまで低下するなど、11万2千円あれば同じような取引がおこなえます。

 

888倍ものレバレッジによって必要証拠金の金額を下げられます。ですが中にはさらに金額を下げたいという方もいるでしょう。そうした方はスタンダード口座ではなくマイクロ口座を使用してみてください。スタンダード口座が1ロット10万枚なのに対して、マイクロ口座は1ロット1000枚なので必要証拠金も1000分の1まで下げられます。

 

「必要証拠金をできるだけ抑えて取引したい」という場合はXMのマイクロ口座を使って取引をしてみてください。

 

 

◆XMで間違いやすい有効証拠金と必要証拠金

必要証拠金と有効証拠金は名前がどこか似ていることから間違って覚えやすい項目です。

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・有効証拠金とは

有効証拠金とは、取引に投入できる資金の総額のことです。XMにて作った口座内でどれくらい資金に余裕があるのかを示しており、有効証拠金が大きいほどすぐに多額のお金が動かせることを意味しています。有効証拠金の計算式は「口座でキープしている資金+現在保有しているポジションの評価損益+決裁したポジションの損益」です。現在保有しているポジションの評価損益は現金化こそしていませんが、「万が一のときはすぐに現金化する」ことを考慮した結果として入っています。

 

たとえば口座に150万を入れ、そのうちの50万円でとある通貨ペアのポジションを確保。4万円の含み益があるとしましょう。この場合は「(150万円 - 50万円)+4万円=104万円」なので計算結果である104万円が有効証拠金となります。

 

・取引前の資金を表わす有効証拠金と取引時の資金を表わす必要証拠金

ここまでみてきたように、有効証拠金と変動しない必要証拠金は名前こそ似ているものの、その内容はまったく違うので正しく覚えるようにしましょう。

 

有効証拠金は取引に使用できるお金を表しています。口座内で使用しているお金だけでなく、取引の中で発生している含み益や含み損も加味することから包括的なお金という面が強いです。また含み益や含み損は常に変動していることから有効証拠金もまた常に少しずつ変化しているともいえます。

 

必要証拠金は取引をするにあたって最低限用意しなければいけない資金のことです。必要証拠金自体は1つの取引にのみ着目をしているので、ほかの取引でどれくらいの含み益が含み損があるのかは関係ありません。取引を開始するときに重要となる指標なので、価格変動の影響はあまり受けないという性質もあります。ただしレバレッジの設定値には大きな影響を受けるのが特徴です。

 

 

◆XMでの取引でよくでてくる証拠金維持率は有効証拠金と必要証拠金で求められる

証拠金維持率を求めるときは必要証拠金も必要となりますのでみていきましょう。

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・証拠金維持率と必要証拠金の関係

証拠金維持率とはトレーダーが抱えている資産と、保有しているポジションに含まれている必要証拠金がどれくらいの割合なのかを示す数字のことです。証拠金維持率の数字が高ければ高いほどトレーダーの資産に余裕があるということを意味しており、積極的にさまざまな取引がおこなえるようになります。反対に証拠金維持率が少ない場合は、ちょっとした損失でもトレーダーに大きな被害を被る恐れがありますので、資金の投入などの対策が必要となります。

 

国内FX業者の場合はこの証拠金維持率が低くなると追証とし資金を追加要求してくるのですが、XMでは追証の仕組みそのものがないので要求してくることはありません。ただし証拠金維持率が20%をしたまわると強制的に取引を終了するロスカットが発生しますので、取引を維持したいときはどこかで自分から追証をする必要がありますので気をつけてください。

 

・証拠金維持率の計算式

証拠金維持率の計算式は「証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 ×100」です。たとえば有効証拠金が150万円であり、あるポジションの必要証拠金が20万円である場合は「150万円 ÷ 20万円 × 100 = 750」となり証拠金維持率は750%と十分にあると認識できます。

 

 

◆まとめ

XMの必要証拠金はレバレッジや取引量をもとに簡単に計算できます。ただ簡単に計算できる反面取引事に発生するものでもあるので、取引している項目が多いときはいちいち計算するのも大変かもしれません。また必要証拠金は証拠金維持率を算出するときにも必要になりますので、取引の状態が気になるときは調べてみてください。

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