XMが行うFX取引では価格を指定して注文する指値注文がよく行われています。 イスカ XM では指値注文以外に注文がおこなえるようになっており、様々な取引方法が実現可能です。どういった取引方法が XMでおこなえるようになっているのでしょうか。全てを紹介するのは難しいですか、比較的よく使われている取引方法をいくつか紹介していきます。
◆XMのFX取引方法その1、成行注文
価格を指定せずに、ことの成行に任せるという注文方法があります。一見するとリスクが高いように思えますが、取引スピードが速いので意外と使用機会が多かったりします。
・事の成行に任せる注文
成行注文とは、注文時に価格を指定せず市場の価格にあわせて購入なし売却を行う取引方法のことです。通常価格を指定して注文をすると、その価格で注文が実行されるか実行されないかの二つに一つとなります。ですが成り注文の場合は市場の価格に任せて注文が処理されるため、注文が実行されないことはなく、即座に注文を処理してくれるのが特徴です。
成行注文をするときはマイナーな通貨の取り扱いには気をつけてください。メジャーな通貨であれば取引量が多いためプラットフォームに表示されている価格で取引されますが、マイナーな通貨の場合は取引量が少ないため、対応の注文を成行でおこなうと購入時の価格が大幅に釣り上がるなど、予期せぬ価格で取引されることがあるからです。
・成行注文のやり方
成行注文のやり方についてですが、新規通貨ペアを購入する時と同じくオーダー発注画面から操作をおこないます。注文種別のところで「指値注文」と「成行注文」が選べるようになっていますので後者の成行注文をお洗濯しましょう。後は数量を選択し「成行売り」あるいは「成行買い」を選択すれば注文は完了です。
基本的には新規注文のやり方と同じのため「決済逆指値(S/L)」と「決済指値決済指値(T/P)」も入力できますので、必要ならば入力しておきましょう。
なおプラットフォームバージョンによっては、注文種別の選択肢に「成行注文」ではなく「カウントダウン注文」が存在している場合もあります。その場合は「カウントダウン注文」が成行注文を表しています。
◆XMのFX取引方法その2、IFD注文
新規注文に限定すればIFD注文というのが存在しています。次の手を考えるため、新規注文後の目的がある人は積極的に活用して見てもよいかもしれません。
・次のいってまで考えた取引方法
IFD注文とは 「新規注文と同時にその後の注文までを一気におこなう」というFXの取引方法のことです。例えば「現在105円のドル円が104円になったら新規で買い購入し、購入したドル円が108円になったら売り注文をだす」というものが挙げられます。
IFD注文は新規で注文をとその後の注文を同時に行うという性質上、保有ポジションに対しては行えませんので気をつけてください。なおIFD注文とは「If Done」という言葉から来ています。
・IFD注文のやり方
IDF注文は新規注文の発展系なので、実施したい場合はオーダー発注画面を表示しましょう。「通貨ペア」ではIFD注文の対象にする通貨ペアを選択し、「数量」も従来通り入力します。
通貨ペアと数量の入力を終えたら今度は「タイプ」を「指値注文」に変更します。指値注文にすると下の「注文」で「Buy Limit(指値買い)」「Sell Limit(指値売り)」、「Buy Stop(逆指値買い)」「 Sell Stop(逆指値売り)」が選べるようになりますので自分がおこないたい注文内容を選択してください。
注文内容が決まったら、「決済逆指値(S/L)」と「決済指値決済指値(T/P)」にそれぞれ注文で希望する価格を入力します。「決済逆指値(S/L)」には損切り時の値を「決済指値(T/P)」には利益確定時の値を入力します。
最後に「注文」ボタンを押せばIFD注文は完了です。
◆XMのFX取引方法その3、OCO注文
OCO注文は一見するとIFD注文と同じように見えますが、既存のものという違いがあります。
・一方だけが認められる注文
OCO注文とは「複数の注文を出しておき、片方の注文が認められればもう片方は自動的にキャンセルされる」取引方法のことです。例えば「ドル円が110円になったら保有しているドル円を売り、105円になったら成行注文で売る」というのが OCO 注文に当てはまります。
OCO 注文ができるのは「現在自分が保有している通貨ペア」に対してだけです。そのためこれから保有する通貨ペアに対してはOCO注文ができませんので気をつけてください。
OCO注文のOCOとは「One Cancels the Other」という単語の頭文字から来ています。またOCO注文は新規注文の場合では不可能ですが、IFD注文を組み合わせたIFO注文であれば新規注文でOCO注文をすることが可能です。
・OCO注文のやり方
プラットフォーム画面で取引タブをクリックして、現在保有しているポジションの一覧を表示します。保有ポジションの中で OCO 注文したい項目を探し、右クリックしてください。右クリックのメニューに「注文の変更または取り消し」という項目がありますので、洗濯してオーダー発注画面を表示します。
オーダー発注画面では、 「決済逆指値(S/L)」と「決済指値(T/P)」にそれぞれOCO注文の条件価格を入力してください。入力が終わると入力欄の下にある変更ボタンの色が変わりますので、そのままクリックすればOCO注文は完了となります。
◆まとめ
XMで使用するMT4やMT5のプラットフォームは、FX取引用の汎用プラットフォームであることから、様々な取引方法がおこなえるようになっています。自身の要望に応じて細かな注文をおこなえるのですが、「注文する目的」を忘れないようにしてください。高度な注文方法があると、ついついそれを試してしまう傾向にあり、利益を上げるなどの目的を忘れて「注文すること」が目的になってしまうことがあります。
ここで紹介した注文方法はあくまでも「利益を上げるなどの目的を達成する」ための注文ですので、そうしたことを忘れずに取引をしていきましょう。