あなたはマイナンバーカードを持っていますか。2016年にマイナンバー制度が制定されたに伴いマイナンバーは誕生しました。2016年に通知カードが自宅に届いたことを覚えている方も多いかと思います。(そして通知カードがそのまま家庭にあるという方もそれなりにいるでしょう。)
XMなどFXで口座を開設するときはマイナンバーの提出が求められます。今回はFXをするときに欠かせないマイナンバーについてお話していきます。
◆XMなどFX全般で必要となるマイナンバーとは?
マイナンバーという言葉を理解している人は多いですが、仕組みを理解している人は多くありません。まずはマイナンバーの仕組みについて説明していきます。
・マイナンバー=個人を識別する12桁の数字
マイナンバーとは2016年より誕生した制度です。政府が発行した12桁の数字で個人を識別し、数字を提示するだけで様々な行政サービスが受けれるようになります。(法人の場合は13桁です。)12桁の数字であるため理論上は累計1000億人まで識別することが可能です。
マイナンバーがあると行政各種のサービスを受けられるだけに限らず、様々なことにも使用できます。その一つが確定申告。確定申告はやり方によってはe-Taxの利用者識別番号と暗証番号の入力を求められますが、マイナンバーカードがあれば入力する必要がなくなります。
住民票の写しや印鑑登録証明書が取得しやすくなるのもマイナンバーのメリットです。通常、住民票の写しや印鑑登録証明書を取得するときは市役所などへいかないと取得できませんが、マイナンバーを提示できればコンビニでも取得できます。
住民票は写しであるため、利用できるところは限られますが、それでも様々な場面での負担が少なくなります。
・マイナンバーとマイナンバーカード
マイナンバーに関連するサービスを利用するには、マイナンバーカードの取得が必須です。マイナンバーとマイナンバーカードは厳密に違いますので気をつけてください。
マイナンバーとは先ほども期待した通り個人を識別するための12桁の数字です。マイナンバーカードとは12桁の番号であればナンバーが記載されたカードになります。カードそのものに個人情報を登録しているICチップが埋め込まれており、カードを使用する時はICチップにある個人情報を使って処理がおこなわれます。
FX会社によってはマイナンバーカードの写真を要求するケースがありますが、厳密にいうと12桁のマイナンバーの数字が写っている写真です。
・マイナンバーカードを取得するには?
マイナンバーカードを取得するにはどういった方法があるのでしょうか。交付申請書が残っているようであれば、スマートフォン使って取得する方法が最も簡単です。マイナンバーの申請サイトがあるってスマートフォンよりそこへアクセスします。交付申請書に記載されているIDやメールアドレスなどを入力し、さらにスマートフォンで撮影した自分の顔写真を提出すれば申請処理は完了です。
後はサイトから申請が通ったかどうかの通知が来るので、OKだったことを確認してください。申請が通ればマイナンバーカード作成はおこなわれるのですが、重要な個人情報が入っていることから郵送はされません。所定の場所でカードを保管している旨がメールなどで通知されますので、連絡を受けたら自らその場所にいって受け取るようにしましょう。
◆XMでFX取引するにはマイナンバーが必須?
そもそもXMにはマイナンバーが必要なのでしょうか。
・XMではマイナンバーの提出は必須ではない
マイナンバーカードは各種行政サービスをうけるために必須なカードでありますが、XMに限れば必須なカードではありません。XMでFXをするには本人確認と住所確認がおこなえる資料の提示が必要となります。
マイナンバーは個人を特定しやすいことから本人確認と住所確認の両方で使用が可能です。ただし実際に使えるのは本人確認か住所確認かのどちらか一方であり、使用しなかったほうは別の資料を提示しなければいけません。
XMでの本人確認はウェブサイトでおこなうことになるため、 提出するマイナンバー番号が映し出されている写真を取っての提出となります。カードそのものを提出する必要はないので紛失するリスクはありませんが、数字がきちんと写っていなかったり一部しか写っていなかったりなどの理由でNGになる場合もありますので、気を付けてください。
NGになっても再度修正したのを提出すれば問題ないのですが、何度も提出するのは面倒なので、一発で終わらせるようにしましょう。
・マイナンバーの代わりになるもの
マイナンバーカードを持っていれば写真に撮って提出すれば完了ですが、人によってはマイナンバーカードそのものを持っていない場合もあります。そうした方の場合はどうすれば良いでしょうか。基本的には本人確認や住所確認で使える他の書類を提出することになります。
よく使われるのは免許証です。免許証があればスマホで撮影して本人確認のページを提出するようにしてください。もしも免停などの理由で免許証が使えない場合は住民票を使うのがいいでしょう。市役所に行って取得する必要はありますか、政府が発行されるものであることから、誰でも取得がおこなえます。
本人確認に使用できるものが、手元になくて困った時は住民票を獲得するようにしてください。
◆まとめ
マイナンバー自体はかなり便利な仕組みであるのですか、2020年1月20日時点での普及率は15.0%そういうことからわかるように、あまり普及していません。
政府が発行するものに信用が持てないという理由もあるのですが、便利なカードであるがゆえ悪用された時のリスクも大きく、発生するリスクを懸念して持たない人も一定数存在しています。
リスクはあれど、マイナンバーカードを持っていると、行政のサービスを受ける時に必要な手続きが簡単になりますので、まだ持っていないようでしたら取得してみてください。