XM 全般

XMのVPSでMT4を扱うメリット・デメリット

投稿日:

XM MT4 VPS アイキャッチ画像

XMではVPSの契約がおこなえるようになっています。VPSとは「バーチャル・プライベート・サーバー」の頭文字を合わせたものです。契約をすると仮想サーバーを自由に使えるようになります。仮想サーバーにMT4を入れれば自宅PCに入れたMT4と同じように運用がおこなえます。

 

VPSを使用するメリットはどういったものがあるのでしょうか。VPSの契約をするメリットとデメリットを解説していきます。

 

 

◆XMのVPSでMT4を使用するメリット

VPSを使用するメリットは多くありますので、みていきましょう。

XM MT4 VPS 見出し画像1

・MT4を24時間稼働できる

VPSは24時間稼働しているのがメリットです。VPSなどの外部サーバーに評価基準には稼働率のよさというのがあります。一般的に24時間問題なく動くなど稼働率が高いサーバーほどよいサーバーという評価を受けます。(メンテナンスなどもあるため100%稼働することは難しいですが。)VPSもそうした外部サーバーの評価項目の影響を受けており、24時間いつでも使用することが可能です。

 

自宅のPCでも24時間動かそうと思えば動かせます。ですが24時間動かしていると電源アダプターが加熱したり、メモリーにゴミが蓄積したりといった弊害が起きます。1日や2日なら何とかなりますが、1週間もつけっぱなしとなるとPC本体や周辺機器にトラブルが起きるといってよいでしょう。

 

また24時間の稼働は電気代が上がるという問題も起こします。PC1台だけで電気代が大幅に上がることはないですが、24時間稼働していると別です。できるかどうかは別ですが、24時間PCを稼働状態にして1か月ほど使い続けるとなると、電気代がそれなりに上昇します。

 

VPSならばどうでしょうか、サーバー自体が24時間稼働を前提にしているため周辺機器もまた24時間稼働が前提です。そのため24時間稼働していても特に問題が起きないようになっています。電気代に関してもサーバーを運営している会社が支払うものであり、VPSを使用するトレーダー側に請求が来ることはありません。

 

そのためVPSであれば24時間稼働の弊害を受けることなく恩恵のみ得られるようになります。

 

・通信料を節約できる

通信料を節約できるのもメリットです。実はMT4を使うだけであっても通信料をそれなりに使用してしまいます。トレーダー側が何もしていなかったとしてもチャート用のデータを取得したり、注文できるようにメインサーバーとの同期を維持したりするためです。主にバックヤードで動いているものなので気づかないことも多いですが、通信料に関しては考慮する必要があります。

 

自宅のルーターが通信制限のないものであれば問題はないですが、通信制限のあるルーターを使用している場合はとくに注意しなければいけません。極端かもしれませんが、普段の通信料にMT4の通信料が上乗せされることによって、通信料が増加してしまい制限が発生することもあるからです。

 

自宅のPCでMT4を使うときは通信料に気を使いますが、VPSであれば気にする必要はありません。通信はすべてVPSのサーバー側が受け持つことになり、自宅のルーターなどは一切介入しないからです。

 

自宅のルーターに通信制限などの設定がありましたら、VPSの導入をオススメします。

 

・注文速度が向上する

VPSには注文速度が向上するというメリットもあります。自宅のPCでMT4を起動しているときに注文するまでの速度が遅いと感じることはあまりないでしょう。ですがXMの場合、構造的な問題で通信速度に制限が発生している場合があります。

 

通信速度に制限がある理由は距離が長いことによるものです。XMではメインサーバーといえるものがイギリスにあります。日本のトレーダーが注文を出すと、日本にあるサーバーに注文内容が通知され、日本のサーバーからイギリスのサーバーへと注文内容が送られて処理されます。

 

注文情報は必ず日本→イギリスへと移動するため、長距離を移動するのが特徴です。現代の通信速度はかなり早いといっても距離が長ければ多少は時間がかかってしまいます。

 

VPSであれば距離の問題は解消されます。VPSのサーバー自体がイギリスにあり、XMのメインサーバーとの距離が近いからです。VPSのサーバーの具体的な場所は公開されていませんが、少なくともイギリス国内にあるため、日本との距離よりも確実に近いといってよいでしょう。

 

通信速度のわずかな差はトレーダーが直接注文を出すタイプでは影響しませんが、EAを使うときは話が変わります。EAによっては1秒で100種類以上の注文を出すことがあり、注文速度のわずかな差が大きく影響するからです。

 

EAの種類によっては自宅のPCではなくVPSのほうがよいですので、導入を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

◆XMのVPSでMT4を使用するデメリット

VPSのデメリットも一応ありますので紹介していきます。

XM MT4 VPS 見出し画像2

・料金が発生する

24時間稼働するVPSですが使用するのは毎月使用料を支払う必要がありますので、気を付けてください。VPSの維持費はVPSを運営する会社で支払われますが、会社も営利団体であることから料金を徴収するようになっています。利用料金は月額で約28ドル。口座から引き落とされるタイプですので、その分のお金は用意しておくようにしましょう。

 

VPSは無料で使用する条件があり、条件を満たせば無料で使用できるようになります。条件は「月に5ロット(50万通貨)以上の取引をした」もしくは「口座残高が5,000ドル(約50万円)以上ある」ことです。

 

月初めにいずれかの条件を満たしていればその月の料金は発生しません。

 

 

◆まとめ

XMでMT4を使用するときは自宅のPCを使うケースとVPSを使うケースの2種類に分かれます。VPSとは外部にあるサーバーであることから、24時間いつでも稼働できるようになっており、24時間使用することを前提にしているEAと特に相性がよいです。

 

それ以外にもMT4の通信がすべて外部として扱われることから自宅の通信料を節約できたり、通信速度が向上したりもしますので、VPSをメインで使用するのもよいかもしれません。

-XM 全般

Copyright© XM口座開設方法 | XM口座の解説攻略サイト , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.