近年はiPhone などのスマートフォンを学生社会人問わずさまざまな人がもつようになった結果、ノートパソコンなどを使用する人よりもスマートフォンを使う人の方が多くなりました。XMもこうした流れに対応していることから、iPhoneのアプリなどで取引をする人が増えています。利用者が増えてしまうと、注文できないというトラブルに遭遇した話もよく聞くようになりましたので、ここでは iPhone を使っているときに遭遇しやすいトラブルと、対処法についていくつかお話しします。
◆iPhoneでXMの取引ができない問題、比較的対処しやすいトラブル
iPhoneで起きるトラブルの中にはすぐに原因がわかったり、対処しやすいものもあります。まずはそうしたトラブルから説明していきます。
・取引できない時間にある
XM は早朝から深夜まで好きな時間に取引ができますが、365日24時間いつでも取引できるわけではありません。取引時間そのものが月曜日の7時5分から土曜日は6時50分まで(3月から10月の間は、月曜日の6時5分から土曜日の5時50分)となっているので、土曜日の朝から月曜日の早朝までは取引できないようになっています。取引に夢中になっていると時間感覚が失われることもありますので、突然取引ができなくなった場合は現在時刻と曜日を確認するようにしてください。
また取引時間に関して注意していただきたいのが、クリスマスや年末年始の時期。XM自体が海外の企業であることからクリスマスは終日取引しないなど日本と違う価値観をもっているため、クリスマスや年末年始の扱いに大きな差がでる場合があります。こうした時期に近づいたら公式サイトで取引時間などについて調べておいたほうがよいです。
・口座ごとにさだめられている最小ロットを守っていなかった
XMで取引できないトラブルの中には「注文したロットの単位が適切でない」というケースがあります。XMでは1ロット以下の単位でも注文できるようになっているのが特徴です。たとえばスタンダード口座であれば最小ロット単位は0.01ロットであり、マイクロ口座の場合は0.1ロットがそれぞれの最小単位となっています。両者の違いを理解していない、あるいは勘違いしていたがために、マイクロ口座で0.01ロット単位の注文をするとエラーが起きて取引がおこなえません。
1ロット以下の注文をしたときは、単位違いを起こしている可能性がありますので、自分が使用している口座と設定されている最小ロット単位を確認してください。なお1ロット以上の取引であればこうしたトラブルは発生しません。
・必要証拠金が足りない
XMは高レバレッジが設定できるので、取引するときに用意する必要証拠金の金額を減らせるというメリットがあるのですが、ゼロにはならないのである程度の資金は自分で用意しないといけません。そしてもしも含み損の清算などによって口座にある資金が必要証拠金よりも少ない状況になると、取引そのものができないようになります。
必要証拠金の計算はやや面倒になっていますが、逆にいうと特定の計算が必要なことから「証拠金が足りません」などというエラーメッセージがでるため、比較的原因がわかりやすいトラブルでもあります 。証拠金に関するエラーメッセージが出た場合は、口座にお金を入金したり取引するロット数を減らしたりすれば解消されるようになりますので、自身の状況に応じた対象をするようにしてください。
◆iPhoneでXMの取引ができない問題、やや対処しにくいトラブル
iPhoneで起きるトラブルの中には対処しやすいものがある一方で、原因を特定するのに難儀して対処しにくいトラブルというのもあります。どういったものがあるのかをみていきましょう。
・使用している口座とチャートの口座が異なる場合
取引できない場合はログインしているアカウントの口座と、チャートにて使用しているシンボルの口座が異なっているのを疑ってみてください。XMではスタンダード口座とマイクロ口座、ゼロ口座の3種類の口座があり、取引内容などによってそれぞれの口座を使い分ける必要があります。iPhoneの取引で用いるシンボルにも実はスタンダード口座、マイクロ口座、ゼロ口座があり、ログインしているアカウントの口座と同じものを選ばないといけません。
もしも両者の口座の種類が違っていると取引に矛盾が発生するため、取引ができないようになっています。なおシンボルの口座の種類は、シンボルを追加するときの名前でどの口座のものなのかわかるようになっています。マイクロ口座であれば「Group1 Micro」、スタンダード口座ならば「Group1」と名前に一定のルールが設定されていますので、取引ができない状況にありましたらシンボルを再度追加するようにしてください。
・取引ができない閲覧用パスワードを使用している
XM では取引がおこなえるなどすべての権限が与えられているマスターパスワードのほかに、取引内容の確認などしかできない閲覧用パスワードというのがあり、そちらでログインした場合は取引がおこなえないようになっています。閲覧用パスワードは外部でXMの取引を確認したいという方のためにつくられました。
取引ができるマスターパスワードが万が一流出したときは、不正にログインされるなど悪用される恐れがありますが、閲覧用パスワードであれば流出したとしても何もできないことから、悪用されないというメリットがあります。ログインしたけれど取引ができないという場合は、マスターパスワードではなく閲覧用のパスワードを使用して露軍した可能性あります。気になったときはいったんログアウトして再度ログインしてみましょう。
◆まとめ
iPhoneの仕様状況は人それぞれであることから、XMを使用したことにより発生したトラブルもいろいろなものがあります。そうしたトラブルはMT4やMT5のアプリを入れなおすことでも問題は解消されることがありますが、原因特定して対応したほうが手間が少ないこともまた多いです。そのためトラブルに遭遇した時は慌てずに状況を確認して、原因と対策を考えて実行していくようにしましょう。