XMでは複数の口座を作れるため、誤って使わない口座を作ったとしてもすぐに新しい口座が作れます。それでも作成した口座を無駄にしないためにも、口座の特性やメリット・デメリットなどについては知っておいたほうがよいかもしれません。それではXMにあるゼロ口座ではどういった特性があるのでしょうか。今回はゼロ口座が抱えているデメリットについて紹介していきます。
◆XMにあるゼロ口座のデメリット1、レバレッジの上限が低い
XMのよいところとして存在しているレバレッジが高いという性質も、ゼロ口座には当てはまらないのかもしれません。
・最大レバレッジが500倍
ZERO口座のメリットそしてあがるのが、「最大レバレッジが500倍までしかない」ことです。XMにはレバレッジが高いと言われるように、スタンダード口座やマイクロ口座では888倍という高いレバレッジの設定がおこなえます。ところがZERO口座の場合はレバレッジの上限が500倍までになっており、スタンダード口座やマイクロ口座と比べてレバレッジの上限が低いです。レバレッジは梃子のような役割を持っており、上限が低くなると取引で使用する証拠金が増えることから、取引に必要なお金が増えてしまうという欠点があります。
・最大レバレッジは場合によって制限がかかる
レバレッジにおいてもう一つ注意してほしいのが「イベントによってはレバレッジに制限がかかる」ことです。レンジ相場が基本ともいえるFX取引でも、経済指標の発表など特定の出来事が起きるとトレンド相場に変化するなど、相場が変わるようになります。
実際にアメリカ大統領選挙が起きたときはレバレッジの上限が100倍までダウンしました。(100倍になったのは通貨ペアであり、原油などのCFDに関しては25倍までダウンしています。)さらに注意してほしいのが「下がったレバレッジは強制的に戻らない」ことです。イベントなどによってレバレッジの強制的なダウンは突然行われるのですが、ダウンしたレバレッジを戻すというのはトレーダーが操作しなければいけません。
レバレッジの上限解除はメールなどで知らせが来ますので、通知を受けましたら速やかに解除するようにしましょう。
◆XMにあるゼロ口座のデメリット2、XMPがもらえない
XMPというXM独自のポイントはゼロ口座では付与されないので注意が必要です。
・XMPとは
ゼロ口座におけるデメリットの二つ目は「XMPがもらえない」ことです。XMではロイヤリティープログラムというのは採用されていることから、取引をするたびにXMPというポイントがもらえます。ですがもらえる対象口座はスタンダード口座マイクロ口座だけであり、ゼロ口座ではXMPがえらえません。
同時に「ゼロ口座はXMPのランクアップ対象にならない」点にも注意が必要です。ロイヤリティープログラムではトレーダーにランク付けをおこなっており、ランクが高いほど一度の取引で得られるXMPが高くなります。ランクアップはトレードを継続しておこなうことで上がるようになっていますが、ポイントがもらえないゼロ口座に関しては、いくら取引をしてもランクアップにはつながらないので気をつけてください。
・XMPの使い道
ゼロ口座ではもらえないXMPですが、もらったものはどういったことに使用できるのでしょうか。使用できるものの一つか「取引の原資」です。入手したXMPの1/3にしたものを購入の原資に使えるようになります。XMPで入手したものも工場で入手したものと同じくとロスカットの対象になります。口座の金を使用しないのでゼロカットとは関係ないように思えるかもしれませんが、一気に急激な損失を出すとロスカットが起きる可能性もありますので気をつけてください。
XMPの使い方の2つ目は出金です。 取引によって蓄積したXMPは架空のポイントでありますが、所定の手続きをおこなえば出金して現実のお金への変換がおこなえます。現実のお金に変換すると聞くとお得なように思えますが、変換できる金額は「通勤に使用したXMP÷20」だけですので気をつけてください。例えば1万XMPを出金する場合は、 500円が現実の口座に出金されることになります。このように出金時はそれほど大きな額がだせないようになっています。 コストパフォーマンスからすると、出金するよりも取引の原資に回したほうがよいかもしれません。
◆XMにあるゼロ口座のデメリット3、通貨ペアが一つ足りない
基本的にゼロ口座とスタンダード口座で扱える通貨ペアは同じなのですが、一部違いがあります。
・ゼロ口座で対応している通貨ペア
メジャーな通貨ペアに関しては、スタンダード口座でもゼロ口座でも同じように使えます。ですがゼロ口座は1種類だけ扱えない通貨ペアがありますので気をつけてください。扱えない通貨ペアは「USD/CNH」です。CNHとは「オフショア人民元」のことであり中国本土以外で使用できる人民元を表しています。
名目上の社会主義国家である中国では、自国の通貨である元の取引市場に公開していません。ですが、資本主義を採用している香港では、人民元を取引市場で公開しています。 そのため中国の元は「国内でしか流通していないもの」と「国外でも流通しているも」の2種類があり、国外に流通している側の通貨をCNHと呼んでいます。
CNHに関してはスタンダード口座やばいプロポーズでは取引できるものの、ゼロ口座のみCNHが取引の対象外となっていますので気をつけてください。
◆まとめ
今回はゼロ口座のデメリットの紹介をしていきました。通貨ペアが一つ足りなかったりXMPがなかったりとゼロ口座にはあまりありがたくない特性がありますので、実際に運用するときは注意が必要です。ですがどんな口座にもよいところがあれば悪いところがあります。ゼロ口座も例外ではなく、今回はデメリットを中心に紹介しましたが、実際に所スプレッドが低いなどのメリットもあります。そうしたよい面があることを忘れないでください。