給料を受け取るため、公共料金を支払うためには銀行口座が欠かせません。XMがおこなっているFXも同様であり、取引用の口座にお金を入れるときは自分がもっている銀行口座を使用することになります。ネット銀行であるSBIでも口座を作ることができ、お金を入れておくだけでメガバンクにはないメリットが得られるようになります。今回はそうしたSBIについてみていきましょう。
◆XMの出金先候補となるSBIとは
SBIは銀行の1つなのですが、どういった経緯があって誕生した銀行で、どういったメリットがあるのでしょうか。
・共同出資で誕生した銀行
SBIこと住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で出資することにより誕生した銀行です。分類としてはネット銀行に当たり、ほとんどの作業がインターネット上でおこなえます。SBIは銀行だけでなく証券会社も運営しており、銀行で口座を作る時に使用した身分証明書を証券会社で口座を作る時にそのまま流用できるなど、両社の連携がしっかりと取れているのが特徴です。
設立した当初は公共料金の引き落としに対応していなかったのですが現在は対応しており、携帯料金や保険料金の引きもできるので、日常で使う口座としての機能は一通りそろっています。
・普通預金の金利が高い
SBIの口座を作るメリットとして挙げられるのは「普通預金の金利が高い」ことです。SBIには「ハイブリット預金」というのがあり、そちらを使用すると通常よりも高い金利が得られます。ハイブリット預金とはSBI証券と連携した預金口座です。分類としては普通口座に当たるのですが、SBI証券と連携していることから証券側で販売している株や投資信託を口座のお金で購入できます。
ハイブリット預金を作るメリットとしてあげられるのは「金利が上がる」ことです。SBIでも普通の口座は作成できるのですが、こちらの金利は0.001%しかありません。ですがハイブリット預金は金利が0.01%と10倍までアップするため、お金を入れておくだけでも十分な恩恵が得られるようになります。「0.01%も少ない」と思えるかもしれませんが、みずほ銀行などのメガバンクの金利は「0.001~0.002%」なので、ハイブリット預金の金利はかなり高いといえるでしょう。
こうした金利が高いと聞くと、「手数料がかかるといったデメリットもあるのでは」と勘繰ることもありますが、ハイブリット預金に関してはとくにこれといったデメリットはありません。
・手数料が安い
近年はコンビニや銀行にあるATMからお金を引き落とすことが一般的になりました。
こうしたATMは遅い時間まで営業しているため、事由にお金が取り出せる反面、深夜は手数料がかかるなどお金を取られるというデメリットもあります。
しかいしSBIであれば深夜であっても休日であっても手数料はかかりません。そのため手数料が気になるという人であればSBIで口座を作っていかがでしょうか。ただし手数料が無料とはいても、回数制限がありそれを超えてしまうと有料となりますので気を付けましょう。
回数はスマートランクというSBIが定めたランクによって決まります。
ランクは1~4まで定められており、最低のランク1の場合は月に2回までしか無料でATMの利用はできませんが、最高のランク4の場合は月最大15回まで無料でATMが利用できます。
ランクを上げる条件は「総預金の月末残高が300万円以上」や「ロボアドバイザー資産運用残高の合計が月末時点で100万円以上」などいろいろありますので、ランクを上げたいときは自分が達成できそうな条件を調べてみるのもよいかもしれません。
◆SBIへXMから出金するときに確認しておくこと
SBIへの出金するときにいくつかチェックしておきたいことがあるので見ていきましょう。
・SBIはXMからの出金を受け付けている
XMは海外のFX会社であることから、出金操作は必然的に海外送金として行われます。ゆうちょ銀行や新生銀行など一部の銀行は海外送金に対応していません。また銀行によっては多額の海外送金が発生したときに電話で確認してくることがあります。
ですがSBIならば海外送金にも対応しており、また多額のお金が送金されたとしてもいきなり電話で確認するようなこともありませんので、安心してください。
また海外送金がおこなわれると、お金を受け取った銀行がトレーダーに対して確認の電話をしてくることがあります。SBIは金融商品を取り扱うことが多いから海外送金があっても、トレーダーに対して確認の電話をすることはありません。
・SBIから入金したお金と利益しか出金できない
XMのお金をSBIへ出金できますが、出金できるお金には限りがありますので気を付けてください。取り出せるお金の1つは「SBIから入金したお金」です。XMでは不正行為を防止する目的で、「入金したお金を出金するときは同じ入金先でなければいけない」というルールが設定されています。たとえば銀行送金で5万円、クレジットカードで1万円をそれぞれ入金したとしましょう。銀行に対して出金できるのは5万円が上限であり、クレジットカードへの出金は最大1万となります。
いいかえればクレジットカードで入金した1万円は銀行からでは出金ができません。SBIも出金のルールに従う必要があるため、基本的に入金した金額以上は出金できないようになっています。出金するときは今まで入金した額を思い出すようにしましょう。
取り出せるお金の2つ目は「利益」です。入金したお金しか出金できないというルールをXMでは設けていますが、入金元のない利益に関してはどうでしょうか。入金元のない利益に関しては銀行への出金のみとなっています。そのため利益を上げた場合はSBIから出金するようにしましょう。
◆まとめ
SBIはネット銀行であることから、口座開設の手続きはほぼインターネット上でおこなえます。さらにハイブリット預金をつくれば金利が10倍になるなどの恩恵を得られます。SBIの口座は無料かついつでも作れますので、まだ作っていないときはXM用に作成してみてはいかがでしょうか。