FX会社によっては通貨ペア以外にもCFDというのがあり、特定の項目が取引できるようになっています。XMもそうしたCFDが扱えるFX会社であり、原油や金属など様々なものがCFDとして取引がおこなえます。 CFDも通常の取引と買値と売値が存在していることから、スプレッドが発生するため実際に取引をするときは、価格だけでなくスプレッドにも考慮しなければいけません。XMにおけるCFDのスプレッドにはどういったものがあるのでしょうか。今回はXMのCFDのスプレッドに主眼を置いて説明していきます。
◆XMのCFDで発生するスプレッド
スプレッドの数値は扱うものによって変化しますが、CFDの場合はどうなのでしょうか。
・スプレッドは高めといわれている
XMではCFDの取引が行えるようになっています。売りと買いの両方がおこなえるようになっているため、売値と買値の価格差であるしスプレッドが発生するようになっています。
XMにおけるCFDスプレッドは広いのでしょうか狭いのでしょうか。
CFDのスプレッドの平均値は残念ながら算出されていませんが、通貨と比較すれば広くなっていると言って良いでしょう。理由は取引量にあります。
XMのみならず FX取引での主役は通貨ペアです。CFDの項目はメインの取引の傍らおこなうような面があり、取引量からして通貨ペアよりも少なくなっています。スプレッドは基本的に取引量と相関関係があり、取引量が少なくなるほどスプレッドも大きくなっていきますのでCFDのスプレッドは通常の取引よりも大きいとみてよいでしょう。
なおスプレッドは流動的なものであり、時間によっては狭くなったりすることもあるので、その点は理解しておいてください。
・現物と先物がある
CFDは通貨とほぼ同じ感覚で取引できますが、数少ない違いとして現物と先物の二種類があり、その点は理解しておいたほうがよいでしょう。
現物とはその名の通り実物をもって取引することをさします。現物といっていますが、通貨ペアでおこなっているとほぼ同じものです。対して先物とは「期限を設定された」取引です。3ヶ月や1ヶ月など項目の保有期間が定められており、期限がきたらトレーダーの意思に関係なく強制的に約定させられます。
現物と先物では期限以外に関してはほぼ同じとなっていますか、スプレッドに違いがあります。先物は現物よりもスプレッドが広くなる傾向にあり、場合によっては2倍以上になることも珍しくありません。
◆スプレッドにかかわらずXMでCFDを扱うメリット
「スプレッドが広い」ことを聞くと取引することにためらいそうですが、スプレッドの広さを補うようなメリットがXMには用意されています。
・XM特有のボーナスを利用できる
CFDの取引項目であってもボーナスを利用できるのが、XMの良いところです。 入金ボーナスやXMPといったボーナスがXMにあり、CFDの取引をする時にもそういったボーナスが利用できます。
XMにあるボーナスでとりわけ注目してほしいがXMP。取引をするたびにポイントがもらえるという仕組みのボーナスです。(もらうには条件を満たさなければいけませんので気を付けてください。)ボーナスは蓄積すれば取引用の資金にも転用できることから、考えようによってはスプレッドの負担を減らせるようになります。
もられるXMPの量はランクやロット数によって上下しますが、大体1ロット当たり 0.33pips~0.67pipsほどのポイントが得られるようになっています。
一般的にスプレッドが広いと言われていますが、正確なスプレッドを測るとはXMPにも考慮しなければいけません。
・1つの口座で取引ができる
XM ではCFDの取引をしたい時は専用の口座を作る必要がありません。つまり通貨ペアの取引で使用する口座と同じ口座で、CFDの取引がおこなえます。当たり前のように思えるかもしれませんが、そうではありません。FX会社によっては通貨ペア用の口座とCFD用の口座を分けての運用を強制させている場合があるからです。
通貨ペアとCFDの口座を分けてしまうと、単純に管理する口座の数が増えることから、管理の負担が増えます。さらに取引で使用する資金も口座が増えることによって口座間で資金をさせるケースも増えることから、正直面倒です 。
XMの場合は一つの口座で通貨ペアとCFDの両方を取引できるため、口座の管理がシンプルになります。さらに所有する口座の数を減らせれば、口座間でお金を移動させる機会も減らせるため、お金の管理がかなり楽になります。
運用がシンプルなことの恩恵を受けるのは確定申告の時でしょう。支払う税金の額を計算するときは口座ごとに計測する必要があるため、口座が増えると計算に時間がかかります。逆に言うと一つの口座で様々な取引をおこなっている場合は、税金の計算が多少は楽になります。確定申告の手続きに際して面倒くささを感じている時はXMで口座を作ってみてはいかがでしょうか。
・ゼロカットの存在
XMでは通貨ペアとCFDが一緒の口座で運用できます。そのことがもう一つのメリットをもたらすことになりました。それが「CFDでもゼロカットが利用できる」ことです。XMにはゼロカットという仕組みが用意されています。ゼロカットの仕組みにより取引でどんなに損失が発生しても、口座残高がマイナスになることはありません。
ゼロカットの仕組み自体、用意されていないFX会社も多いのですが、 XMではゼロカットの仕組みが用意されており、ししかもCFDの取引をしていてもゼロカットが発動するようになっています。
◆まとめ
CFDで扱っている項目はいろいろありますが、FX取引内では傍系に当たるようなものであることから、取引量が少なくなっています。取引量の少なさがスプレッドにも少なくない影響を与えており、全体的にCFDで扱う項目は通貨ペアよりもスプレッドが広くなっています。
スプレッドが広いとトレーダーが得られる利益が減ってしまうため、CFDを通貨ペアと同じ感覚で取引すると、利益があまり出なくなることもあるため気をつけてください。
なおスプレッドは時間によって広くなったり狭くなったりするため、通常時のスプレッドがやや広くなっているCFDの場合は、取引にするタイミングが通貨ペアの時よりも重要となってきます。