XMではVPSというサーバーから取引がおこなえるようになっています。VPSを使う上で気になるのは料金ですが、条件を満たせば無料で使えるようになります。約2,800円の料金を無料にするにはいったいどのような方法が必要でしょうか。今回はVPSを無料で使うための方法について説明していきます。
◆XMのVPSを無料で使うための条件
VPSを使う条件は2つありますので、その内容を説明していきましょう。
・2つの条件をクリアする必要がある
XMのVPSを無料で利用する条件は「口座残高が5,000ドル以上」、「1ヶ月の間に5ロット以上の取引をする」の2つを満たしておく必要があります。
一つ目の条件でもある「口座残高が5,000ドル以上」に関しては、「全口座の残高を合計した時の金額」が判定基準となっています。そのためVPSで使用していない口座も含むことから、リスク回避のために避難させた資金も判定対象になります。
二つ目の条件である「1か月の間に5ロット以上の取引をする」に関しては、取引の条件が幸福であることには気をつけてください。そのため売り注文ないし買い注文の一方だけしかおこなわなかった場合は、判定対象外となります。
・無料となる条件をクリアしやすくする方法
VPSを無料でするようする時に用いられる条件をクリアしやすくするためにはどういった工夫が必要となるでしょうか。
一つは「口座にお金を多めに入れておく」ことです。5,000ドルを口座に入れておけばVPSが無料で使えるようになるとはいえ、5,000ドルだけを口座に入れておくのはあまりよろしくありません。取引で損失が出てしまった場合は簡単に口座残高が5,000ドル以下になってしまい、条件を満たせなくなってしまうからです。損失が起きることも考慮して口座にはある程度余裕を持ったお金を入れておきましょう。
二つ目は「EAの導入」です。1ヶ月単位とはいえいちいちVPSにアクセスして取引をするとなると意外と面倒です。そのためそうした作業をEAに任せれば、EA側が勝手に取引をしてくれるため、トレーダーの負担が少なくなります。VPS自体がEAを使うことが前提となっていますので、無料になる条件をクリアしやすくなるためにもEAを積極的に使っていきましょう。
EAは自動で取引をおこなってくれますが、条件次第では一切取引をしてくれないこともありますので、定期的にEAの状態をチェックするようにしてください。
◆XMの無料VPS以外にどんなサーバーがあるのか
XMで提供しているのはVPSのサーバーだけですがほかにはどういったサーバーがあるのでしょうか。
・レンタルサーバー
1つ目はレンタルサーバーです。サーバーに複数のユーザーたちが共有するOSやデータベースシステム、HTTPシステムなどをインストールし、ユーザーたちに共有してもらう形で運用をおこなっていきます。VPSと仕組みは似ていますが、リソースを分割して占有するVPSに対して、レンタルサーバーは分割せずユーザー達で共有して融通し合うようにします。
レンタルサーバーのメリットは「価格が安い」点です。明確な境界線がないことから運営者側にとっては構築しやすいシステムであるため料金が安くなっています。サーバーの種類にもよりますが無料に近い価格である場合も少なくありません。
デメリットは「ユーザーの操作が影響しあう」ことです。例えば誰か一人がメモリーを大量に使うシステムを使っていると、他のユーザーも影響受けてしまい動作が遅くなってしまうなどの現象が起きてしまいます。
・専用サーバー
2つ目は専用サーバーです。 自分でサーバーを購入し、OS やデータベースシステムなどをインストールして、自らの手で運用することを指します。
専用サーバーのメリットは「自由にできる」ことです。 VPSなどの場合は利用者と持ち主が異なることから、利用者には様々な制限が発生します。ですが専用サーバーの場合は利用者と持ち主が同一人物であることから、サーバーのシステムをほぼ独占できるため自由に運用することが可能です。 極端な話、OSをいきなり変更しても問題になることはありません。
デメリットは「費用やスキルが必要なこと」です。専用サーバーの場合は自分で何から何まで用意することから、サーバー本体を自分で購入しなければいけません。そのためサーバーの購入費用を用意しておく必要があります。またOSやデータベースのシステムを自由に入れられますが、インストールおよび使いやすいような設定変更は自分でおこなう必要があることから、ある程度のスキルや知識が要求されます・
・クラウドサーバー
3つ目はクラウドサーバーです。 基本的にはVPSと同じく、サーバーのリソースを分割して各自割り当てる方式になります。VPSとの大きな違いは拡張できること。HDDの容量が足りなければHDDを追加したり、メモリーが足りなければメモリーを増設したりとある程度自由に増築がおこなえます。
クラウドサーバーのメリットは「自由度が高い」点です。専用サーバーには劣るものの、自分で不足しているものを用意したり、必要なリソースを自分で追加したりと、ある程度の自由にサーバー内をアレンジできます。
デメリットは「料金が高くなる」ことです。拡張をしなければVPSと同じぐらいの料金で運用できますが、拡張をするとそのぶん料金が上乗せされてしまい、総合的な請求料金が増えてしまうなど、よくないことが起きます。
◆まとめ
XMのVPSは無料で利用することが可能です。ただし無条件で無料にはなっておらず「口座残高が5,000ドル以上」、「1ヶ月の間に5ロット以上の取引をする」といった条件をクリアする必要があります。
口座残高については入金するしか対処法はありませんが、取引によって損失が出ると条件を満たせないこともあるので資金的に余裕のある金額を入れておくようにしましょう。取引の量についてはEAを導入すれば比較的簡単にクリアできるかと思います。
無料でVPSを使用したいときはそうした対応をとるようにしてください。