XMでは日経225という項目も取引対象となっています。「ドル円」であれば「ドルと円のペア」であることは予想できます。ですが日経225と聞いて、それが何なのかは文字だけではわかりません。今回はXMで扱える日経225の正体と、扱うことに関するメリットについて紹介していきます。
◆XMで扱っている日経225の正体
日経225とは国内の株式の1つですが、正体について詳しく説明していきます。
・日経225銘柄の株式を集約したもの
XMで取引できる日経225は、東京市場で公開されている225の株式銘柄の総和を表した指数のことです。東京市場では大小様々な銘柄が公開されており、数は2000を超えています。
日経225は東京市場で公開されている銘柄うち、代表的な225の銘柄を抽出したおよび合成したものとなっています。使用される銘柄は日本では有名な企業であることも多いので、日経225で使用される銘柄は日本の株式市場を代表するともいっていも過言ではないのかもしれません。
株式は基本的にその企業の業績によって上がったり下がったりしますが、国家全体の景気の動向によっても価格は左右されます。日経225もそうした仕組みで動いているのですが、225もの企業の総和となっているため、個々の企業の状態というよりは日本の株式市場全体の調子によって左右されるようになっています。
一般的に日経225を価格が上がることは、日本全体が好調であるのとみてもよいでしょう。
・現物と先物がある
日経225は株価指数の1つですが、現物と先物の2種類があることには注意してください。現物はシンプルに株式指数そのものを指します。株式指数そのものを所有することになるだめ、保有期間というのは原則として存在しておらず、トレーダーが売却を決意しない限りはいつまでも保有し続けられます。
先物は「先に売却価格と期間を決めておき取引して、指定した期間になったら買い戻す」という形式の取引です。「日経225を売却して、3ヶ月後に買い戻す」といった契約が先物になります。
後から買い戻しという形式のため、今保有しているかどうかは関係なく取引をすることが可能です。また先に売却をして後で買い戻すという形式になっていることから、取引には期間が定められており、いつまでも保有し続けることはできません。
現物と先物の大きな違いは価格が上がった時と違った時の違いです。現物は基本的に価格が上昇したときに利益が得られます。例えば日経225を20,000円で購入し、2,2000円になったところで売却したとしましょう。すると売値と買値の差額である2,000円がトレーダーの利益となります。
現物は逆に価格が下がった時に利益が得られる取引です。たとえば売却の契約をした時の日経225の価格が2,2000円で、買い戻したときの価格が20,000円だったとしましょう。こちらは現物と異なり、日経225の価格は下がっていますが、先に売却して後から購入したことになるため、2,000円の利益を得ることになります。
このように現物と先物では価格が変動方向により、利益を得るのか損失を得るのかが異なっていますので、今後の価格予想が重要な要素となります。
◆日経をXMで扱うことのメリット
日経225株式指数であるため、XMに限らず国内の投資会社からでも取引自体がおこなえます。XMでおこなうことにはどういったメリットがあるのでしょうか。
・レバレッジを活用できる
XMで日経225を使うことのメリットは、レバレッジが活用できるという点です。国内の投資会社で口座作れば日経225などを取り扱えるのですが、基本的にレバレッジは設定されてないため、入金した金額の範囲でしか取引はおこなえません。信用取引などをおこなえばレバレッジを仕掛けたのと同じになりますが、3倍までとFXのレバレッジと比べれば少なくなっています。
対してXMでは原則としてどんな項目にもレバレッジが設定できるようになっており、日経225もまた例外ではありません。具体的には200倍のレバレッジが設定できます。通貨ペアで設定できるレバレッジと比較すればやや少ないかもしれませんが、信用取引での倍率よりははるかに高いといってよいでしょう。
高いレバレッジが設定できると、購入する時に用意する証拠金の金額が下がります。レバレッジが200倍だと、商品は購入するのに用意するお金は約0.5%となります。たとえば日経225が20,000円であれば用意する証拠金は100円です。
基本的に取り扱う株式指数の量が増えるほど、用意しなければいけないし金も増加しますので、レバレッジのあるXMで取引をすれば、必要なお金を減らせるようになります。
・ゼロカットが利用できる
XMにはゼロカットシステムがあり、日経225の取引で発生した損失もゼロカットを使えば補填することが可能です。ゼロカットシステムは口座残高がマイナスになった時に発生する仕組みであり、口座のマイナスをゼロにしてくれます。
こうした損失を補填してくれる仕組みはXMなど海外FX特有の仕組みであり、国内の投資会社にはそうした仕組みが用意されていません。そのため多少リスクは恐れることなく取引が行えるようになります。
ゼロカットシステム自体は損失が起きた時に発動する仕組みであるため、損失がでない限りは不要な仕組みだといえます。ですが損失を出さない取引というのは高度なAIを搭載したプログラムでも不可能であり、現実的ではありません。
取引をしている限りは、損失が出ることは避けられませんので、ゼロカットの仕組みがあるのは、かなりありがたいことだといえます。
◆まとめ
XMは海外FX会社であり、日本の株式指数である日経225の取引がおこなえるのには違和感があるかもしれません。ですがXMでは日本の株式指数だけでなく、アメリカや中国、イギリスや香港などの株式指数も取り扱っているため、日本の株式指数もその1種とみなしているとも言えます。
「FX取引で扱うのは通貨ペアだけ」としている方も多いですが、ゼロカットシステムが適用できたり、レバレッジがしかけられたりするため、比較的安全に取引がおこなえます。日経225などの株式指数も取引項目に指定してみてはいかがでしょうか。