XMで取引をするには、MT4などのプラットフォームを起動してサーバーへログインする必要があります。ところがネットワーク回線の不調やサーバートラブルなどによって、回線不通となりログインできない場合があります。ログインできない原因である回線不通というのはどんなことが原因で起きるのでしょうか。今回はこの回線不通の原因について紹介していきます。
◆システムの事情によりXMのMT4にログインできないとき
ネットワーク環境などシステム的な事情によりログインできないことがありますので、いくつかの原因について紹介します。
・インターネットにつながっていない
MT4における回線不通というのは、名前の通りインターネットの回線を介してサーバーと繋がらなかったことを示してます。そのためまずはパソコンがネットワークと接続されていることを確認してください。とくに外部にいる場合は注意が必要です。自分でポケットWi-Fiなどをもっていたとしても、移動した場所によってはインターネットへの接続が遮断されてしまうことがあるからです。喫茶店などにある無料Wi-Fiの場合は店内であれば接続できますが、店が混雑していたり電波の状態が悪かったりすると回線不通になることがあります。
ネットワークが原因の回線不通でログインできない状態になったときは、接続できるインターネット環境探してそちらに切り替えるようにしてください。
・セキュリティソフトでのせいでログインできない
ウイルスソフトやマルウェアなど不正なプログラムからパソコンを守るためにあるセキュリティソフト。実はこのセキュリティソフトそのものが 、MT4の回線不通を引き起こしてログインできない状態をつくることがあります。
セキュリティソフトはパソコン内部の防御だけでなく、外部から入ってくるデータのチェックもおこなっており、もしも不正なデータが入ってきたのを検知した場合は、データそのものの流入を遮断するようにしています。MT4もサーバーから送られてきたデータをもとにいろいろなことをおこなうのですが、もしもセキュリティソフトがサーバーから送られたデータを不正な判断した場合は、サーバーとの接続が遮断されてしまい回線不通となってします。
セキュリティソフトによって接続できないことがかんがえられるときは、いったんセキュリティソフトをオフにしてから接続してみてください。オフにしてから接続できた場合はセキュリティソフトが原因といえます。
対策としてはファイアウォールの設定変更が有効です。外部からのデータチェックと遮断機能はファイヤーウォールというところになっているため、ファイアウォールの設定でMT4から送られるデータを許可するようにしておくと、接続がおこなえるようになります。もし設定変更でもダメだった場合はセキュリティソフトそのものを入れ替える必要があります。
なおセキュリティソフトが原因だからといって、セキュリティソフトをOFFにしたまま使用するのはリスクが大きすぎるのでやめてください。
◆XM側の事情でMT4にログインできないとき
自分のパソコンや環境以外ではXM側の事情でログインできないことがあります。
・営業時間外のためログインできない
XMでおこなうFX取引は24時間いつでも稼働しているわけではありません。土曜日や日曜日をはじめ特定のイベントがある日はお休みになっています。休みの日はチャートなどがほとんど動かないことから営業そのものを休みにしていることがあり、MT4にもログインできないということが起きる場合があります。
特別なイベントとしてとくに厄介なのかクリスマスの日(12月25日)。日本の場合は特別なイベントの日という認識はあるものの仕事自体は普段通りというところが多いですが、海外の場合は貴重なイベント日とみなされているため、休みとしているところが多いです。そうした影響でクリスマスの日はMT4も休業状態となりログインできないことがあります。
クリスマス以外では年末年始、つまり12月31日と1月1日も同様です。年末年始はニューヨーク市場やロンドン市場など世界中の市場も休みとなるため、営業する意味がなくなることから回線への接続もできない場合があります。日本でも休みなのであまり意識されることはありませんが、覚えておいたほうがよいです。
休日やイベントの日にログインできないとき、いったん待ってみましょう。もしも平日になってからログインできた場合は、休日によって一時的にログインできなかったということになります。
・サーバーにトラブルが発生している
XMのサーバーは品質のよいサーバーを使用していますか、常に稼働状態であるとは限りません。サーバーのハードウェア部分に故障が発生したり想定していた情報量を超える情報量が流入してきたりすると、サーバーそのものに異常が発生し最悪停止状態に陥ることがあるからです。XM側のサーバーが停止したしてしまうと、MT4からいくら接続要求をしても答えてはくれませんため、回線不通となりログインできないことになります。
サーバー異常によるトラブルはこちらではどうすることもできないため、発生していることを確認したら回復するまで待つようにしましょう。ほかのサーバーは可動している可能性がありますので、複数口座を所有しているときは使用できるサーバーを見つけ出して、そちらに切り替えるようにするのもよいでしょう。
なおサーバートラブルによって取引できない状態になるとXM側にとっても痛い機会損失が発生します。そうした事情によりサーバートラブルが起きたときは、XM側はそちらへの対処を最優先してくれるのが特徴です。そのためサーバートラブルが起きたとしても実際に停止しているのは数分ほどしかないので、実はめったに遭遇しないトラブルでもあります。
◆まとめ
MT4はサーバーからチャートや通貨ペアの価格などのデータを収集し、MT4からは生成した注文情報をサーバーに送信して注文が成立します。サーバーがないとMT4でできることはほとんど無いので、サーバーとの接続状態の安定さはMTにとっては死活問題となります。そのため回線不通によりログインできない状態というのはMT4では致命的ですので、できるだけ早く対応するようにしましょう。