XMのMT4はデフォルトでインジケーターが30種類以上あり、何もしなくても様々なインジケーターが付けるようになっています。ですが多種多様のインジケーターが用意されているといえど、自分の欲しいものが用意されているとは限りません。そうしたときは外部からインジケーターを取り込む必要があります。今回は外部からインジケーターを追加する方法などを説明していきます。
◆XMのMT4で使うインジケーターを追加する方法
外部からインジケーターを取り込む方法について説明します。自分の手元にファイルをダウンロードする必要がありますので、用意することも忘れないでください。
・手順1、使いたいインジケーターを探す
まずは取り込むインジケーターファイルを手元に用意する必要があります。Internet ExplorerやGoogle Chromeなどのブラウザソフトを立ち上げて、インジケーターのあるサイトからインジケーターのファイルをダウンロードしましょう。ファイル形式については「○○○.mq4」や「○○○.ex4」となっているはずです。
ブラウザソフトからダウンロードができたら、ファイルが取り込めたことを確認します。Windows10やWindows7の場合はCドライブに「Download」というフォルダにダウンロードしたファイルが格納されます。
ファイルのダウンロードが終わったら必ずDownloadフォルダを確認するようにしてください。ダウンロードの操作方法を間違ってファイルではなくリンクがダウンロードされることもあるからです。
・手順2、「Indicators」フォルダへインジケーターファイルを格納する
インジケーターのファイルをダウンロードしたとしてもそのままでは使用できません。今度はインジケーターを使用するためのフォルダに格納する必要があります。フォルダの場所は直接指定することもできるのですが、ここでは簡単にフォルダの場所を見つけるための方法について紹介します。
まずはMT4を起動しましょう。画面上部にある「ファイル」メニューをクリックして、表示されたメニューから「データフォルダを開く」を選択します。
MT4のデータフォルダが表示されるので「MQL4」、「Indicators」の順番でフォルダをクリックしていきます。「Indicators」のフォルダ内に到達したら、先ほどダウンロードしたインジケーターのファイルをコピーしてください。ファイルの内容などに関してですが、とくに変更する必要はありません。
・手順3、MT4でインジケーター情報を更新する
MT4のインジケーター情報は起動時にチェックをおこなっているだけであり、起動した後は自律的にチェックすることはありません。そのためインジケーターを指定のフォルダに設置した後はMT4側の更新作業をおこなう必要があります。
手順は簡単で「ナビゲーターウィンドウ」から「罫線分析ツール」のメニューを表示して、何もないところを右クリックし、「更新」をクリックするだけです。
注意してほしいのが、右クリックする場所は「メニューの何もないところ」であることです。もしもフォルダなどをクリックすると、クリックした項目に対応したメニューが表示されるため、更新処理がおこなえません。
・手順4、追加したインジケーターを使用する
インジケーターの追加手順は異常となりますが、せっかくなので使用するところまで説明していきます。
更新処理を終えたら、新しいインジケーターが入っていることを確認します。もしも入っていなかった場合は再度、インジケーターファイルを正しい場所に入っているかどうかの確認や、再度更新処理をおこなうようにしましょう。
追加したインジケーターがあることを確認したら、インジケーターをドラッグ&ドロップしてチャートに貼り付けるようにします。
◆追加したXMのインジケーターをMT4から削除する方法
インジケーターを追加する方法について紹介してきましたので、今度は削除する方法ついて紹介していきます。画面からの削除と物理的な削除の2棲類があります。
・表示中のインジケーターを削除する
画面上部にあるメニューに「チャート」という項目があるので、クリックします。そこから出てきたメニューにて「表示中の罫線分析ツール」というのがありますので選択しましょう。
今度は小さな画面が表示され、画面の中に現在表示しているインジケーターが表示されます。そこから削除したいインジケーターを選択して、画面右側にある「削除」をクリックしてください。以上の手順をおこなえば、インジケーターがチャート画面から削除されます。
・物理的にインジケーターを削除する
表示しているインジケーターを削除するだけでも十分ですが、PCの容量が不足しているなどで削除しなければいけないとこともあるでしょう。そうした場合はインジケーターファイルそのものを削除する必要があります。
インジケーターファイルを取り込んだ時と同じように「Indicators」フォルダを表示してください。フォルダ内にあるインジケーターファイルから削除するファイルを探して削除処理をおこないます。なお通常の削除処理をおこなうとゴミ箱というところにファイルが飛ぶことになるため、きちんと削除したい場合はゴミ箱の中にあるファイルも削除しましょう。
ゴミ箱にファイルを飛ばしたくない場合は、Shiftキーを押しつつDeleteキーを押して削除処理をおこなうようにしてください。こちらの方法であればゴミ箱に飛ばされることがありません。
◆まとめ
XMのMT4で使用するインジケーターの追加と聞くと、複雑な手順が必要と思いますが、おこなうこと自体は「ファイルのダウンロード」、「ダウンロードしたファイルを指定のフォルダに取り込む」「MT4を更新する」だけであり、複雑な手順が発生することはありません。慣れれば数分で終わるようになるでしょう。インジケーターによっては優良なものもあるかもしれませんが、よいものがありましたら積極的に導入してみてください。