XMなどでFX取引をしたいときは、口座の開設以外に本人確認の申請と承認を得る必要があります。FX取引はトレーダーのお金だけでなく時にはFX業者側もお金を支払うことになるので、信頼たるトレーダーであることを証明するために本人確認が必要不可欠となっています。それではトレーダーの正当性を確認するのに必要な資料と提出方法はどういったものなのでしょうか。今回は本人確認について紹介していきます。
◆XMで本人確認のやり方と提出するもの
本人確認をおこなうにはXMのマイページにアクセスして、提出用の画面から免許証やマイナンバーカードの画像ファイルなどを提出する必要があります。申請手順などを紹介します。
・本人確認の手続き方法
本人確認はXMのマイページからおこないます。本人確認が未完了だと画面上部に「お客様の口座は有効化されていません」と表示されますので、表示のすぐ下にある「こちらより口座を有効化する」の項目をクリックしてください。クリックするとご本人確認書類の提出画面が表示されます。「身分証明書欄」の「参照」をクリックするとファイル選択画面が表示されますので、本人確認用に用意したファイルを選択しましょう。
住所確認用の書類も選択したのち、「書類をアップロードする」の項目をクリックすれば本人確認の申請は終了です。申請後に「証明書類アップロード通知」のメールが送付されますが、メールは「アップロードが完了したこと」に対して送付されるものであり「申請した書類が承認された」ことではありませんので気をつけてください。
・本人確認で提出する資料
本人確認書類として提出するのは「運転免許証」「パスポート」「マイナンバーカード」「住民票」などになります。提出する際は写真などフルカラーの画像を送付するようにしてください。モノクロだとカラーと比較して写真などが不鮮明になるので承認されないことがあります。
免許証に関して表面の画像だけでなく裏面の画像も提出するようにしましょう。住所変更などがなく裏面に何も記載していないときも提出をします。マイナンバーカードは住所確認でも使用できますが、本人確認と住所確認のどちらか一方としてしか使えませんので、住所確認でマイナンバーカードを使うときは免許証などほかの手段を用いる必要があります。またマイナンバーカードの通知カードは使えませんので気をつけてください。
・本人確認の期間
本人確認の提出が終わったら今度は提出した資料の審査と承認のフェイズに入ります。審査と承認に必要な期間はおよそ1日から3日ほどです。ただし審査などはXMの日本人スタッフがおこなう関係上、土曜日や日曜日、祝日には実施されませんので気をつけてください。たとえば金曜日の深夜に本人確認を提出しても、実際に審査が開始するのは翌週の月曜日からとなります。
・本人確認が完了したことを知る
本人確認で承認されるとXMから承認されたことを知らせるメールが送付されます。承認メールが送付された段階で口座が有効となるので、あとは入金などをして取引をおこないましょう。なお確認メールには「リテール顧客」という聞き慣れない言葉があります。
リテール顧客とは「個人投資家」や「小口投資家」のことです。一般的なトレーダーはこちらに分類され、リテール顧客の反対が「プロ顧客」です。こちらはファンドなどの法人が運営をしたり、大口取引をしたりする投資家にたいして使われる名称となっています。なおXMではリテール顧客とプロ顧客で扱いが変わることはありません。
◆XMの本人確認で失敗する理由
本人確認が通ったことを確認するには1日から3日ほど待つことになります。ですがときには待ったにもかかわらず認められなかったという結果に遭遇することがあります。どういった理由で失敗したのでしょうか。
・提出書類の名前と口座開設時に設定した名前が間違っている
本人確認で失敗する理由としてよくあげられるのが「本人確認に記載されている名前とXMで入力した名前が間違っている場合」です。XMでは口座開設時にフルネームをローマ字で入力するのですが、そのときの名前と本人確認書類の名前は必ずチェックされるので、名前が一致していないとエラーになります。
XM側の名前はデタラメな名前であっても一応はできるので、一旦は適当な名前を入力するという人も少なからず存在しています。そのまま修正することを忘れてしまい、本人確認の段階になってようやく修正忘れに気づくというのは意外と多いです。もしも本人確認で失敗してしまった場合はXMのマイページで入力した名前をもう一度確認してみてください。
・本人確認の書類が古い
「本人確認に使用した書類が古い」という理由も多いです。免許証などは定期的に更新する必要があるように、XMに提出する本人確認も新しいものでなければいけません。そのため更新期限が過ぎている免許証や、発行してから半年以上経過している住民票などは古すぎるものとみなされ、承認されないようになっています。
・写りが悪いので必要な箇所が確認できない
本人確認の書類が新しくても承認されないときは「写りが悪いために必要なところが確認できない」ということを疑ってみてください。提出した書類は、機械ではなく人間のスタッフが確認作業をしています。そのため提出した書類の文字が小さくて見えにくかったり顔写真の部分が証明を反射して見えなかったりなど、確認しなければいけない箇所が不鮮明なときは承認されません。提出した画像がみえにくいときは、取り直しや原寸大でファイル化できるPDF化などの対策をおこなうようにしましょう。
◆まとめ
本人確認はXMで口座を開設した人が存在していることを確認できればよいで、さほど難しい手続きはおこないません。一発で承認されればそこで完了ですが、もしも承認されなかったときは、原因を特定して対策を取る必要があります。失敗してもとくにペナルティが発生することもないので、承認が取れるまで何度もトライしてみてください。