スワップポイントは毎日発生するものであるため、FX取引で安定して利益を上げたいときは考慮しておきたい要素でもあります。ただしスワップポイントは価格などと異なり、チャートとして表示されないためすぐには確認できないものとなっています。では通貨ペアのスワップポイントを確認したいときはどのような方法を取ることになるのでしょうか。ここではXMのスワップポイントの確認方法や一覧として確認するためにおこなう方法を紹介していきます。
◆XMのスワップポイントを一覧で見る方法
スワップポイントはMT4やMT5にて確認ができるほか、XMの公式サイトからも確認ができます。確認方法をみてみましょう。
・MT4でのスワップポイント確認方法
スワップポイントを確認したい場合は、MT4から確認することができますので、やり方を紹介します。まずはMT4を起動して「気配値表示」リストを右クリックして、表示されたメニューから「通貨ペアリスト」ください。通貨ペアリスト画面が表示されますので、スワップポイントを見たい通貨ペアをリストから選択した後に「設定」をクリックをクリックします。クリックすると選択した通貨ペア詳細な情報が表示され、その中に「買いスワップ」「売りスワップ」というスワップポイント情報がありますので数値を確認してみましょう。MT4ではスワップポイントを見るときはいちいち通貨ペアをクリックする必要があるので、一気にすべて表示する方法はありません。
・MT5でのスワップポイント確認方法
MT5のスワップポイント確認方法はMT4とは若干やり方が異なるので紹介します。MT5を起動してから「気配値表示」リストの上で右クリックして、表示されたメニューに「銘柄」という項目がありますので選択してください。銘柄画面ではまず、一番左のタブである「仕様」をクリックします。仕様のタブ画面が表示されたら今度は、画面の真ん中付近にある通貨ペアリストの一覧からスワップポイントを見たい通貨ペアを探し出してクリックします。もしもお目当ての通貨ペアがなかなか見つからないというときは、画面上部にある検索用のテキストボックスを使ってみましょう。
スワップポイントを見たい通貨ペアをリストからクリックできたら、画面下の「買いスワップ」と「売りスワップ」のところにそれぞれのスワップポイントが表示されるので、値を確認します。MT5もMT4と同じくすべてのスワップポイントを一括で確認する機能はありませんので、気をつけてください。
・公式サイトからのスワップポイント確認方法
XMではMT4やMT5などのプラットフォーム以外にも、公式サイトからも確認できますので、やり方を紹介します。まずは公式サイトにアクセスしてください。公式サイトにアクセスしたらメニューより「FX取引」を選択すれば、スワップポイントの一覧画面が表示されます。各スワップの「ロングスワップ値」と「ショートスワップ値」の列がそれぞれのスワップポイントを示しますので、自身がチェックしたい銘柄を探し出して確認しましょう。一覧画面ではFX以外にも、コモディティや商品、貴金属やエネルギーなどのスワップポイントも画面を切り替えれば確認ができます。
◆XMでスワップ ポイント一覧を確認したあとの注意点
XMではスワップポイントが確認できますが、一覧などからではわからないことも多くあります。ここでは注意点をいくつか紹介します。
・スワップポイントが3倍になる日がある
スワップポイントの一覧をチェックする上で気をつけてほしいのが、「水曜日から木曜日にかけてはスワップポイントが3倍になる」という点です。スワップポイントは通貨間の金利差によって発生するポイント。FX取引は土曜日や日曜日はおこなわれないものの、金利自体は土曜日と日曜日にも発生するため、FXに反映されないスワップポイントというのが存在しています。そうした取引していない時間帯に発生したスワップポイントは、水曜日にまとめて加算するようにしているため、水曜日から木曜日にかけてはスワップポイントが3倍になるのが特徴です。通貨ペアのスワップポイントを一覧などでチェックするときは、今の曜日も必ず確認するようにしましょう。
なお水曜日から木曜日にかけてスワップポイントが3倍になるので、スワップポイントがプラスになっている通貨ペアを所有しているときは、水曜日以降に売却したほうがお得になります。逆にスワップポイントがマイナスになっている通貨ペアを所有しているときは、水曜日までに約定してしまった方が受ける被害が少なくなりますので、取引の参考にしてください。
・スワップポイントの影響は約定したときに初めて確認できる
スワップポイントは公式サイトなどから一覧として確認ができますが、スワップポイントがプラスないしマイナスの影響は約定したときにしか出てきませんので、気をつけてください。たとえばマイナスのスワップポイントになっている通貨ペアを所有していた場合、どんなに長く所有していたとしてもプラットフォームなどで確認できる価格には反映されず、約定した瞬間に、保有していた期間などから正確なスワップポイントが計算されて約定結果に反映されるようになります。
1日単位で取引をするデイトレードや、1日に何回も取引するスキャルピングなどではあまり影響はありませんが、数カ月ないし1年近く保有する長期保有をしている場合は、スワップポイントの影響が大きいので注意が必要になるかもしれません。
◆まとめ
スワップポイント自体はMT4やMT5などのプラットフォームから簡単に確認できるようになっています。さらに公式サイトからならば一覧としてほぼすべての項目のスワップポイントが確認できますので、取引したい通貨が複数ある場合などは利用してみてください。スワップポイントが大きくプラスになっている通貨は、保有しているだけで利益が得られる優良な通貨のように感じますが、金利差によって発生していることから不安定な通貨が使われていることも少なくありません。そのためスワップポイントだけを見て取引をすると思いのほかリスクが高くなってしまうこともありますので、スワップポイントだけでなくほかの要素も踏まえて取引するようにしましょう。