MT5ことMetaTrader5は2011年よりリリースされたプラットフォームです。2004年頃にリリースされたMT4を参考に開発されたものでありシステムの大まかな構造は似ているものの、MT4の欠点であった通貨ペアリストの操作性が改善されているなど、性能に関してはMT5のほうが優れています。
XMでも現在はMT4だけでなくMT5も使えるようになっているのですが、MT5のプラットフォームはどこにあり、ダウンロードするにはどんな準備が必要となるのでしょうか。MT5をダウンロードする手順とそのための準備などについて今回は説明をします。
◆XMのMT5をダウンロードする前に確認しておくこと
MT5はフリーソフトでありますが、ダウンロードすればすぐに使用できるというものでもありません。使用するには前もって準備しておくことがいくつかあります。
・XMのMT5 をダウンロードするパソコンのOSの種類について知っておく
MP5を取り込みで最も大切なのはパソコンの OS です。MT5などのプラットフォームは、OSが提供している機能を使用するためOSの種類に合わせてそれぞれ作られています。現在MT5はWindows版と Mac版の2つのOSに対応したものが存在していますので、ダウンロードするPCがどちらのOSなのかを確認しておくようにしましょう。
OS の種類を確認したいときはコンピューターの設定から確認する方法がありますが、パソコンを起動したときにOSの名前が必ず表示されますので、そちらで確認するという方法もあります。なおXMのMT5が対応しているのは、Windows版とMac版だけなのでLinuxなどほかのOSでは使えないので気をつけてください。もしもMT5に対応していないOSのパソコンしか持っていない場合は、Windowsが搭載されたパソコンなどをあらためて購入する必要があります。
・MT5をダウンロードするパソコンは1GB以上の容量を確保しておこう
XMのMT 5はそれほど大きいファイルではないため、ダウンロードしたとしてもパソコンにかかる負担はほとんどありません。とはいえファイルを取り込めるとこと自体には変わりないので、HDDにある程度の空きスペースを用意してから取り込むようにしましょう。
基本的には1GB以上の空きがあることが望ましいです。もしも十分な空きスペースがない場合は、不要なファイルを削除したり、HDDの中を整理整頓したりして空きスペースを増やすようにしてください。パソコンの容量がギリギリでありかつ余計なファイルを削除することもできないという状況でしたら、外付けHDDを増設するという方法もあります。
・MT5用の口座を作っておく
当然ですが、MT5を使用するにはMT5用の口座を用意しないといけません。そのためMT5を使用したい場合は先にMT5用の口座を作るようにしましょう。もしもMT 5の口座を持っていないときはXMの公式サイトから作るようにしてください。なお口座の登録自体は無料かつ最大8つまで作ることができます。
◆XMのMT5のダウンロード手順
MT5のプラットフォームを取り入れる準備が終わりましたら、ファイルをダウンロードしましょう。ここではそのダウンロードをするのに必要な手順について説明をします。
・公式サイトからMT5のセットアップファイルをダウンロードする
MT5のプラットフォームはパソコン内でいろいろな設定をする都合で、セットアップファイルの形式になっており、使用するにはファイルを取り込まなければいけません。セットアップファイルそのものは公式サイトにありますので、まずは公式サイトにアクセスしてください。
公式サイトにアクセスしたらメニューにある「プラットフォーム」を選択します。今度はプラットフォームの選択画面が表示されますので、「Meta Trader5」というカテゴリーからダウンロードするMT5のセットアップファイルをさがします。WindowsならばPC対応版、MacOSならMac対応版をそれぞれ選択してください。最後にダウンロードの確認画面が表示されますので、問題がなければ「ダウンロード」をクリックしましょう。そうすればMT5のセットアップファイルがダウンロードされます。
・セットアップファイルからMT5をダウンロードするまでの手順
MT5のセットアップファイルのダウンロードが完了したら、ダブルクリックして起動してください。すると「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが表示されますので、「はい」を選択します。次はMT5の規約に同意するかどうかの画面が表示されますので、内容をよく読んで了承できたら「次へ」をクリックします。
以降はセットアップファイルからMT5のプラットフォームが自動で構築されますので、構築が完了するまではおとなしく待つようにしましょう。ダウンロードが完了すれば、その旨のメッセージが表示されますので、メッセージを閉じれば作業は完了です。
・ダウンロード後の手順
後はダウンロードされたMT5を起動して、画面上部にあるメニューから「ファイル」をえらび、その中にある「取引口座にログイン」を選択します。するとログイン画面が表示されますので、ログインIDとパスワード、サーバー名を入力してログインすれば、後は自由に取引ができるようになります。
もしもMT5の口座を持っていないという場合は、先に口座を作るようにしましょう。
◆まとめ
MT5は仮想通貨やメタルCFDなどMT4にはない種目の取引ができたり、より細かいチャートが作れたりすることから利用者は年々増えてきています。以前は両建てができなかったといわれていましたが、現在はできるようになっているなど性能面も徐々にアップグレードしているのが特徴です。MT4でおこなえたことは引き続きMT5 でも使用できますので、新しい口座などを作る機会がありましたらMT5に乗り換えてみてはいかがでしょうか。